3階病棟(療養病棟)
当院の療養病棟は54床あり、療養病棟入院基本料2をとり、長期的な医療と介護を必要とする方々に、安心して過ごしていただける環境の提供、病気や障害で医療依存度が高い患者さんや在宅及び施設入所へ向けての退院調整をし、看護師と介護士がケアミックスで日常生活介助を中心にケアをしています。
認知症ケア・身体抑制解除にも力を入れており、生活リズムを整え、廃用予防の為に1日4時間以上の離床時間の確保やQOL向上のための院内デイの実施・季節の行事・誕生日会や音楽療法などの活動もしています。ADLの維持・拡大や誤嚥予防のための摂食嚥下訓練・排泄ケア・褥瘡予防・転倒予防にも積極的に取り組んでいます。
患者さんがその人らしく、穏やかに最期の時間を過ごせるよう、看取りの看護にも力を入れています。病気の治癒が難しくなった後も、患者さんとご家族に寄り添い、身体的な苦痛だけでなく、不安や孤独といった心の痛みにも向き合っています。医師・看護師・介護士・リハビリスタッフなどが連携し、日々のケアを通して、患者さんが安心して過ごせる環境を整えています。また、ご家族がそばで寄り添えるよう、面会の調整や心理的なサポートにも努め、年間75~90名程の看取り患者の対応もしています。
今後も、「最期までその人らしくあること」を大切に、尊厳を守る看護に心がけ、温かく、思いやりのあるケアを提供していきます。